幹事さんの薬味使い
忘年会や新年会、結婚式二次会、会社の親睦会を任された幹事さん。予算やメンバーの好みを見て頼んだ料理の皿を見るとレモンがあったり、ワサビがあったり、と必ずと言って良いほどお皿の上には薬味がありますね。そんな薬味それぞれの使い方、ご存知ですか?
薬味の役割とは?
忘年会や新年会、結婚式二次会の幹事さんとしてはもちろん、会社の同僚と行く居酒屋でも、料理を注文すると、頼んだわけでもないのに、お肉やお魚のそばにいつも添えられているのが「薬味」です。
「薬味」という言葉をあらためて辞書で引いてみると、「食物に添えて風味を増し食欲をそそる香辛料」(広辞苑第4版)とあります。
なるほど、宴席における「薬味」はいわば、一皿ならぬ一席を盛り上げてくれる、意外と貴重な存在なのかもしれませんね。
ちなみに薬味の役割は、
◎食欲増進
◎食材の風味を引き立てる
◎食中毒を避ける
の3つです。
今回は幹事さん必見!
宴席で添えられた薬味の取り扱い方をご紹介します。
薬味はこう扱うべし!
薬味の取り扱い方は「お好みで~」が基本です。
忘年会や新年会、結婚式二次会のゲストの「お好み」を尊重しつつ、幹事さんは食材ごとの薬味の意味や取り扱い方をしっかり抑えておきましょう!
◎レモン・すだち
まわりに飛び散らないように、左手で覆って回しかけます。
「レモン(すだち)をかけますね」とひと声かけるのが無難ですが、そもそもかけてほしくないゲストも多いので、ふれない方が無難です。
各自に任せましょう。
◎からし
食材を直接つけないで、食材に箸でちょっとつける方がスマートです。
◎大根おろし
醤油をかけて、おろし醤油にして食材に載せます。
◎お刺身と薬味
生姜やワサビ、ニンニクは醤油に混ぜず、お刺身の上に載せてから、食材の先に醤油を付けるのが、和食の美しい食べ方です。
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参考図書)
・「私のテーブルマナー 本当に大丈夫?」森下えみこ(株式会社KADOKAWA、2015年)