取り分け上手な幹事さんに
忘年会や新年会などの会社行事でテーブルの大皿料理を取り分ける役割も多い幹事さん。今回はそんな幹事さんに役立つ上手な取り分け方のコツをご案内します。
そもそも取り分ける必要ってあるの?
サラダやコースの大皿料理などを人数分、パパッと美しく取り分ける女性の姿を見ると、ついホレボレしてしまう人も多いはず。
でも宴席の料理の取り分け(シェア)は、女性の幹事さんに限られた役割ではありません。
男性の幹事さんでも、女性の幹事さんでも、気が付いた人がやればOKです。
レディーファーストが常識の欧米では、むしろ逆に男性が率先してやりますし、日本でもすっかり亭主関白の男性が減り、イクメンが増えた現在では、宴席で取り分けをする女性を見ると、「気を遣わせて悪いなぁ・・・」なんて思われるケースも多いです。
忘年会や新年会などの参加者は当然、子どもでもない大人なわけですから、自分で食べたいものは皿から取って食べます。
逆に取り分けられてしまうと、食べたいものが入っていなかったり、食べたくないものが入っていたり、量が少なかったり、多かったりと、納得のいかない不満な盛り付けになることも・・・。
ですから「おせっかい」な取り分け行為は、むしろ迷惑だったりもします。
取り分け力=女子力、なんてイメージは最近の宴席では、あまり求められていないのかもしれません。
それよりも、幹事さんは参加者それぞれが、自分のペースで料理を楽しめるように配慮しましょう。
しかしそれでも、忘年会や新年会といった宴席では、「取り分け」が必要なシーンがたまにありますよね。
例えば・・・
≪取り分けが必要なシーン≫
◎次々と出てくるコース料理でテーブルがいっぱいに・・・
◎亭主関白タイプで何もできない上司がいる・・・
◎気配りができる人間だと印象づけたい・・・
◎大皿から遠い人にも料理を取ってあげたい・・・
など、ケース・バイ・ケースで、取り分けが求められるシーンも多いはず。
宴席を取り仕切る以上、目配り・気配り・心配りが大切な幹事さんとして、上手な「取り分け(シェア)」の方法は知っておいて損はないでしょう。
上手な取り分け方のコツとは?
コツ1)取り分けは取り箸やトングで
それぞれが使う手元箸で取り分ける行為を、不衛生と感じるゲストも多いです。
気を利かせたつもりで、手元箸を逆にして柄の部分でサーブするのも、「逆さ箸」といわれるマナー違反。
手が触れる柄の部分を使うこと自体がNGです。
お刺身をはじめ、生ものをよく食べる「和食」ですから、とりわけ衛生面のマナーは厳しいのです。
潔癖症のゲストも珍しくなく、「嫌いな上司の箸に触れた料理なんて、口にしたくない」、という方がいても不思議ではありません。
幹事さんがせっかく用意した料理ですから、口も付けてもらえないのはちょっと悲しいですよね。
料理の取り分けはできるだけ取り箸で行い、もし取り箸がなければお店のスタッフにお願いして、まっさらな箸を用意してもらいましょう。
コツ2)小皿は大皿のミニチュア感覚で
サラダや大皿料理を小皿に移す場合は、そのミニチュアを作るイメージで盛り付けることが大切。
最初に大皿の段階でまんべんなく混ぜてから取り分けると、素材のかたよりがなくサーブできます。
コツ3)立体感を演出
均等な配膳だけを考えると、料理を小皿に「置く」だけの平面的な盛り付けになりがち。
特にパスタなどは立体感に気を付けて、高めに盛り付けると「ごちそう感」がUPします。
コツ4)パスタは巻きで計量
大皿料理のパスタは、フォークで巻いた回転数で、1巻き、2巻き・・・と計量すると、均等に取り分けられます。
コツ5)トッピングは最後に盛り付け
クルトンや香草などの具材は、サラダやパスタを盛り付けた後、最後にトッピングすることで豪華なひと皿を演出できます。
オススメ景品
【パネもく!】ローストビーフ特盛り1kg(A4パネル付)
業務用のローストビーフの切り落とし。形は不ぞろいですがサラダやオードブルなどにご使用いただけるボリューム満点のローストビーフです。
大皿に残った料理を小皿に移してスペースを空けるのはもちろん、食べきれなかった料理をお店のスタッフに下げてもらうことも失礼ではありません。幹事さんは各テーブルの状況を把握して、ストレスのない宴席づくりをサポートしましょう!