落成式の流れと司会進行トーク例
「落成式」とは、来賓や関係者を招待して新しい建物の完成を祝うセレモニーのことです。
呼び方は、落成式以外にも「竣工式」や「開所式」とも呼ばれます。関係者のみで事業の成功・躍進を誓う「決起集会」のようなイメージで行われる場合と、取引先や地域の商工会、自治体関連などを招待してお披露目としてプロモーションのように行われる場合もあります。
どちらにしても落成式は門出を祝う晴れやかなイベントなので、万全な準備をして盛大にお祝いしたいところ!とはいえ、落成式の司会を初めて任された方からすると、当日のイメージが湧きづらいということも。
そんな方のために、落成式の流れと司会進行トーク例をご紹介します。
目次
落成式の流れを確認
落成式は社内イベントとは異なり、取引先や自治体関係者など来賓も迎えて開催されることもあるので、司会を任されてプレッシャーを感じてしまう方もいるでしょう。まずは、落成式の流れをしっかり把握することから始めましょう!一般的な落成式の流れは以下のとおりです。
来賓が出席している場合の落成式は、以下のような流れで進めていきます。
- 開会の辞
- 社長あいさつ
- ご来賓祝辞
- 感謝状贈呈
- 謝辞
- 記念品贈呈
- 祝電披露
- 乾杯
- 祝宴
- 余興
- 手締め
- 閉会の辞
落成式の司会トーク例(台本例)
ここからは、落成式の司会トーク例をご紹介します。
実際に使える台本例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
落成式の司会トーク例(台本例)
開会前
「本日はご多忙のなか、株式会社▲▲の落成パーティにご臨席賜り心からお礼申し上げます。まもなく開会のお時間となりますので会場の方にお集まり頂きますよう、よろしくお願いいたします。」
⬇1,開会の辞
【POINT】参加者全員が集まったところで開会を告げましょう。
「それでは皆さま、大変お待たせいたしました。本日はご列席いただき誠にありがとうございます。ただ今より株式会社▲▲の新社屋落成パーティを開催させて頂きます。今年は私ども株式会社▲▲の創立〇〇周年にあたります。企業にとって大きな節目となるこの年に念願の新社屋が完成し、本日こうして皆さまに披露させていただく運びとなりました。本日は皆さまとこの喜びを分かち合うとともに、日頃のご厚情に感謝の意をあらわしたいと存じます。」
⬇2,社長あいさつ
【POINT】社内以外の来賓がいる場合は、社長をはじめ、社内の人間のあいさつ後に「ありがとうございました」という言葉を入れるのはNG!
「はじめに、株式会社▲▲の代表取締役社長〇〇〇より一言、ご挨拶を申し上げます。」
⬇3,ご来賓祝辞
【POINT】来賓の順序は失礼のないようしっかり精査しましょう。
「続きまして、ご来賓の皆さまよりご祝辞を頂戴したいと存じます。はじめに▲▲株式会社社長〇〇さまよりご挨拶をいただきたいと存じます。」
↓※来賓あいさつ後
「ありがとうございました。続きまして、▲▲株式会社社長〇〇さまよりご挨拶をいただきたいと存じます。」
↓※来賓が順にあいさつ
「皆さまより大変心のこもったご祝辞をいただき、誠にありがとうございました。」
4,感謝状贈呈
「ここで、当工事の設計ならびに施工をお引き受けくださいました各社に感謝状の贈呈を行わせていただきます。〇〇〇〇さま(設計)、〇〇〇〇さま(施工)、どうぞ前の方へお願いいたします。これより“感謝状”を贈呈いたします。」
⬇5,謝辞
「続きまして工事関係者を代表いたしまして、▲▲建設株式会社社長○○さまよりご挨拶をいただきたいと存じます。」
↓※あいさつ後
「どうもありがとうございました。」
6,記念品贈呈
「続きまして、設計・施工者の○○〇〇さまより記念品授与の申し出がありましたので、お受けしたいと存じます。」
↓※記念品贈呈後
「寄与いただきました○○は………大切に飾らせていただきます。誠にありがとうございました。」
7,祝電披露
【POINT】祝電は需要度の高い方から順に披露しましょう。
数が多くてすべてを紹介できない場合は「この他、全部で〇〇通ほどいただいております。恐縮ですが名前だけご紹介させていただきます。」と割愛します。
「本日は各方面の皆さまからも祝電を多数いただいておりますので、ここでご披露させていただきます。」
↓※祝電を読み上げる
「以上でございます。ありがとうございました。」
8,乾杯
【POINT】落成式では乾杯の発声に合わせて出席者が「おめでとうございます」と発声し、主催者が「ありがとうございます」とグラスを上げて応えるのが一般的なスタイルです。
「それでは皆さま、大変恐縮ですが乾杯を行いたいと思いますので、どうぞお手元のグラスをお持ちください。乾杯のご発声を▲▲商工会会頭の○○さまにお願いいたします。
それでは○○様、よろしくお願いいたします。」
↓※乾杯後
「皆さま、誠にありがとうございました。」
9,祝宴
【POINT】歓談の間に余興の準備をはじめ、開場全体が和んだら案内をします。
「それではこれよりしばらくの間、お食事をなさりながらご歓談をお楽しみください。なお館内は全館禁煙になりますので、おタバコをお吸いの方は会場外の喫煙コーナーにてご喫煙いただきますようお願い申し上げます。」
⬇10,余興
【POINT】厳粛なセレモニーの中でも余興の時間は参加者全員がリラックスして楽しめる空気が大切です。司会者は明るい口調でテンポよく話して楽しい雰囲気を演出しましょう。
「それではこれより、皆さまおまちかねのビンゴ大会を行いたいと思います。皆さま、先ほどお渡ししたビンゴカードはお持ちでしょうか。本日は大変豪華な景品をご用意させていただきました。一位はなんと“ブランド和牛○○一年分”です。その他、各賞から残念賞まで盛りだくさんの景品をご用意しております。それではさっそくはじめたいと思います。」
↓※ビンゴ大会後
「皆さまいかがでしたでしょうか。ご当選された皆さま、おめでとうございます。惜しくもビンゴが揃わなかった方にも記念品を用意いたしましたので各テーブルに係の者がまいりましたらお受け取りください。さて、まだまだお時間はございます。お料理もお飲み物もたくさんございますので、時間の許す限り、どうぞごゆっくりお過ごしください。」
11,手締め
【POINT】手締めの直後に盛大な拍手を促します。
「皆さま、宴もたけなわではございますが、間もなくこの落成式が終了となります。その前に、株式会社▲▲のこれからの発展を願い、皆さまで手締めを行いたいと存じます。手締めの発声は、これから株式会社▲▲を支える営業本部部長〇〇が行います。〇〇部長、よろしくお願いいたします。」
⬇12,閉会の辞
【POINT】手締め後の拍手で生まれた一体感や、活気づいた空気を途切れさせないようにスムーズに閉会の辞へ進みましょう。
「それでは、最後に株式会社▲▲代表取締役副社長○○より、皆さまにお礼のご挨拶を申し上げます。」
↓※挨拶後
「どうもありがとうございました。
以上で株式会社▲▲落成式を滞りなく納めさせていただきます。皆さま本日はご多忙中にもかかわらず、長時間にわたるご臨席、誠にありがとうございました。お帰りの際は、お忘れ物やお足元に気を付けてお帰り下さい。」
落成式の司会進行を務める上で意識したい3つのポイント
落成式の司会進行を務める上で意識したいポイントは以下の3つです。
①来賓や招待客は玄関で出迎えるようにする
当日はあらかじめ会の運営責任者に了承を取った上で、出入り口付近で出席者を出迎えると好印象。場合により上司や先輩と一緒に、本日司会を務めることを紹介してもらいながら来賓や役員の方に挨拶すると◎来賓客の顔を見てあいさつをしておくと、会が始まる前に気持ちを落ち着かせるきっかけにもなります。
②出席者の名簿は事前に確認しておく
司会を務めることが決まったら、事前に出席者の名簿を確認しましょう。自信のないお名前があれば、フリガナをつけるなど読み間違いのないよう事前準備を入念に。場合によりスムーズに読めるように、そして棒読みにならないように練習をしておくのがおすすめです。司会者が名前を読み間違えることは絶対にあってはならないので、不安な名前は上司や担当者などに確認しておきましょう。
③自社社長に敬語は使わないよう注意する
来賓を招いた行事で自社社長の呼び方は、とくに気を付けましょう。司会者が自社社長を「代表取締役社長の○○様」と紹介してしまいがちですが、「代表取締役社長である○○よりあいさつを申し上げます」が正しい紹介です。ついつい緊張してしまって間違いやすいポイントなので、意識して気をつけましょう。
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