外国人が最初は苦手な日本食10選!
世界的な和食ブーム、アニメなどのクールジャパン・ブームの影響で今や年間2,000万人(※)のインバウンド(訪日外国人)を記録し、今後もさらに更新される見込みです。忘年会や親睦会などの宴席で外国人と食事をする機会がある幹事さんは、来日した彼らがもともと「苦手かも?」と思っている和食文化を知っておきましょう。
本場で食べてみると・・・
世界的な和食ブームもあって、訪日外国人数は年間2,000万人(※)を超えて、さらに年々増加しています。
さてそんな外国人の皆さんが、日本に来てまず驚くのが、お寿司をはじめとした独自の食文化。
ウニやイクラ、タコ、納豆巻きなど、もともと食べ慣れない苦手な食べ物も、「本場で食べると美味しかった!」という食の新発見が多いようです。
海外ではまだまだ調理技術の面からも、本物の和食を食べられる機会は少ないのかも知れません。
忘年会や新年会、親睦会、地域交流などで、外国人とふれる機会も多い幹事さん。
今回は多くの外国人が苦手意識を持っている、日本の食べ物10選をご紹介します。
外国人が第一印象でたじろぐ日本の食材とは?
◎生魚
魚に火を通さず寿司や刺身などで「生」で食べる食習慣がある国は世界的に見てもあまり多くはなく、海洋国家の日本ならではの食文化といえます。
まして猛毒を持つ「ふぐ」を食べるのは外国人にとってかなりショッキングで、勇気がいることだとか。
◎海苔
昆布やワカメ、海苔などをよく食べる日本人ですが、世界的にみると海藻を食べるのは少数派。
海藻をよく食べる沖縄県民が長寿なのを見ると、ぜひ外国人にもお勧めしたい食文化ですね。
ちなみに海苔は黒い紙に見えるそうです。
◎魚卵
イクラ、タラコ、メンタイコ、スジコ、トビッコ…。
日本人からすると一見、和食材の豪華食材のラインアップですが、フランスのキャビア(チョウザメの卵)などの例外を除けば、世界的に見ても魚卵を食べる食習慣は少数派。
白子も含めてゲテモノ扱いされてしまう可能性があるので要注意です。
◎イカの塩辛
多くの外国人から不人気のイカがさらに匂いや味の濃い発酵食品になったイカの塩辛は2重のハードルがかかり、全般的に苦手な人が多いようです。
◎生卵
海外では卵を生で食べる習慣がほとんどなく「サルモネラ菌のリスクがあって危険」という認識が一般的。
生食は食品の衛生管理が行き届いた日本ならではの食べ方のようです。
朝ごはんの定番である卵かけご飯(TKG)や、黄卵をソースにして食べるすき焼きやつくねなどのメニューに戸惑う外国人も多いようです。
◎蕎麦・うどん・ラーメン
蕎麦やうどん、ラーメンを「ズルズルッ!」とすする食習慣は日本人にとっては当然の光景ですが、多くの訪日外国人にとってはマナー的に抵抗があり、最近では「ヌードル・ハラスメント(ヌーハラ)」という言葉すら生まれたようです。
◎梅干し
朝ごはんやおにぎりの具として定番の梅干しも、その独特の酸っぱさが外国人にとってかなりショッキングなものらしく、慣れるまで少し時間がかかるようです。
海外でもピクルスなどの酸味の利いた食材はありますが、酸っぱさのレベルが違うのかもしれません。
◎イカ・タコ
多くの諸外国ではタコはデビルフィッシュというイメージが強く、スペインやアジア以外ではあまり食べられない食材のようです。
イカやナマコも同様で、グロテスクな外見のせいか食材として見られない傾向があります。
◎ごぼう
その昔、欧米人にごぼうを食べさせると「木の根を食べさせられた」と虐待と受け止められてしまったという逸話が残るほど、食材として海外では馴染みのないごぼう。
アジアの一部地域だけが食べるレア食材のようです。
◎納豆
独特な香りを放つ発酵食品の文化は世界各地にあり、日本人にとって朝食の定番である身近な納豆はそんな発酵食品の日本代表。
食べなれていない外国人にとって高いハードルになっているようです。
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≪参考サイト≫
・日本政府観光局「訪日外客統計の集計・発表」
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/171018_monthly.pdf
≪参考図書≫
・「さんまをキレイに食べられますか?」監修 小倉朋子(株式会社ナツメ社、2013年)