内定式の目的や内容は?オンライン開催のメリットも紹介
内定式は、企業が内々定を出した学生に対して正式に内定を伝える式典です。新卒採用を実施している企業の多くが内定式を開催します。しかし、似たような式典で入社式もあるのになぜ内定式をおこなうのか疑問に思う方もいるでしょう。そこで本記事では、内定式の目的や内容について、オンラインで内定式を開催するメリットを詳しく解説します。内定式の内容やオンラインで開催するか迷っている人事担当者様は、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
内定式とは?入社式との違いや開催時期は?
冒頭にも触れたとおり、内定式とは、企業が内々定を出した学生に対して正式に内定を伝える式典です。内定式には社長や役員が参加する場合も多く、学生にとっては初めて同期と顔を合わせる機会です。経団連が正式な内定日を「卒業・修了年度の10月1日以降」と定めているため、多くの企業が内定式を10月1日に開催します。内定式を開催することで入社意思の最終確認や、内定辞退の防止をする効果もあります。
また、似たような式典で入社式がありますが、入社式とは企業が新入社員を迎え入れるための式典です。日本の企業では初出社である4月1日、もしくは4月最初の平日に開催されます。入社式は社会人スタートの節目でもあり、企業の一員としての自覚を持ってもらうことが最大の目的です。
内定式をおこなう目的は?
「入社式があるのになぜ内定式もおこなうの?」と疑問に思う方もいるでしょう。大学在学中に内定式をおこなう目的は、以下の4つです。
入社意欲を高めるため
一般的に、内定が出るのは大学4年生の6月以降です。内定をもらってから入社まで期間が空くと、学生は「この企業で本当のいいのか?」と不安が生じる場合があります。しかし、社長や役員が出席する内定式に参加し、同期とも顔を合わせることで学生は内定を得た実感を持てます。入社式のプログラムの中には、企業からのメッセージや先輩社員と交流する時間もあるでしょう。改めて企業の魅力を感じたり、先輩社員や同期とコミュニケーションをとったりすることで学生は入社意欲を高められます。
企業理解を深めるため
就職活動の時点で学生は企業研究をしていますが、内定式では学生により企業について理解を深めてもらう目的もあります。具体的には、社長から企業理念やこれからのビジョンに関する話、人事担当者から企業の説明や今後の流れについて説明です。また、会社から期待の言葉を聞くことにより、学生が企業理解を深めると同時にモチベーションを上げる効果もあります。さらに、社長や既存社員とコミュニケーションをとることで、会社の雰囲気や人間関係も知れるきっかけになるでしょう。
内定者同士の交流を深めるため
内定式は、内定者同士が初めて顔を合わせることになります。学生にとって、入社後に一緒に働く同期との相性は非常に重要です。入社前に同期同士の横のつながりを感じられると、仲間意識が芽生え、学生は「このメンバーで一緒に入社したい」という気持ちが高まるでしょう。内定が決まっても入社に対して不安を持つことを「内定ブルー」と呼びますが、同期の絆があると不安の解消や内定辞退の防止ができるのも内定式を実施する目的のひとつです。
内定者の適性を確認するため
内定式は会社側にもメリットがあります。内定者と直接会話をしてコミュニケーションをとることで、書類審査や面接では分からなかった適性を確認することが可能です。同期同士や先輩社員との相性を見極めて、配属先や部署を決めるうえでの参考にします。会社によっては、内定式のプログラムに研修を取り入れている場合もあります。ただし、あくまでも内定式のためハードな研修を控えた方がいいでしょう。
内定式では何する?基本的な内容は?
内定式の目的は理解できても実際に何をするのかイメージできない方もいますよね。一般的に、内定式では以下のようなプログラムがあります。
・内定通知書の授与
・社長や役員からの挨拶
・内定者の自己紹介
・事業内容や今後の研修の説明
・書類などの事務手続き
・グループワーク
・懇談会
内定式の所要時間は1~2時間程度が多く、懇親会は内定式後におこなうのが一般的な流れです。その場合、午前中に内定式をおこない、ランチの時間に懇親会をおこなう企業が多いようです。また、一方的な説明ばかりや時間が長いと、学生にとっては退屈な内定式になってしまいます。内定式の目的でもある同期や先輩社員とコミュニケーションがとれる内容も盛り込むとよいでしょう。
オンライン内定式のメリット
近年は、内定式をオンラインで開催するのもひとつです。オンライン内定式には、企業側にとっても内定者にとっても多くのメリットがあります。
気軽に参加できる
オンライン内定式は、インターネット環境があればどこにいても参加できます。内定者の中には、上京前で遠方に住んでいる方もいるでしょう。移動する必要がないため、自宅や大学から気軽に参加できます。また、対面しなくて済むオンライン内定式は、内定者の心理的ハードルも下がります。
もちろん社員にとっても、会議や業務の合間に参加できるのは移動時間がかからず効率的です。今までは人数や時間の関係で参加できなかった社員も参加でき、全社をあげての開催となれば内定者のモチベーションもあげることが可能です。
感染症予防対策になる
オンライン内定式は対面する必要がないため、密閉・密集・密接の3密を回避することが可能です。感染症対策の観点から、同じ場所に大人数が集まるのはリスクが大きいといえます。せっかく開催した内定式でクラスターが発生してしまった場合、企業側も学生もよい気持ちにはなれません。企業が感染症の予防対策をしっかり行っていると分かれば、内定者も安心して参加できるでしょう。
コストがかからない
対面での内定式は、参加人数が多ければ全員を収容できる会場を借りる必要があります。しかし、オンライン内定式は何人参加しても会場費はかかりません。また、交通費や遠方から来る内定者の宿泊費を負担する必要もなくなるため、オンライン内定式はコスト削減が可能です。さらに、対面での内定式は会場の下見や事前準備など時間も要します。オンライン内定式で準備時間を減らせるのは、企業側にとっても大きなメリットになるでしょう。
内定式の目的を理解して新入社員のモチベが高まる内容を企画しよう!
内定式の目的や内容、オンライン開催のメリットについて紹介しました。内定式は、企業が内々定を出した学生に正式に内定を伝える式典です。学生にとっては、内定を得た実感や同期と初めて会える機会でもあり、入社に対して前向きな気持ちになれる大切な式典です。企業側も内定式の目的を理解したうえで、不安になっている内定者のフォローをしましょう。
また、内定者に「この会社に入るのが楽しみ!」と思ってもらうには、モチベーションが高まる内容を企画するのがおすすめです。たとえば、内定者懇親会で盛り上がるゲームをおこなえば、内定者も緊張から解放され楽しむことが可能です。さらに、内定者同士で協力しながら取り組むゲームをおこなえば自然と交流は深まります。
ゲームでは、内定者を盛り上げるために景品を用意するのがおすすめです。景品を探す際は、目玉となるような豪華景品やクスっと笑えるおもしろ景品など、豊富に取り扱いのある景品パークをぜひご活用ください。
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