祝!社会人としての第一歩【新入社員歓迎会】新入社員歓迎会の具体的な進行例
新入社員歓迎会の具体的な進行例
社会人の第一歩の一日に緊張している新入社員の皆さんの気持ちをほぐすためにも、先輩社員たちは終始、笑顔を心掛けたいものです。以下、新入社員歓迎会の具体的な進行例をご紹介します。
開会のあいさつ
新入社員歓迎会で幹事さんは必ず専任の司会者を事前に決めておきましょう。
「さて、皆さん、お揃いのようですので、ただいまから新入社員の皆さんの歓迎会を開きたいと存じます。新入社員の皆さんは、先ほどの入社式では、あらたに当社の一員になられた実感をされたことと思います。まだ多分に緊張なさっているご様子とお見受けしましたが、これから始まる歓迎会はまったく堅苦しいものではございませんので、どうか気を楽にしてくつろいでください」などと、まずは新入社員たちに対して、思いやりを示すことが大切です。
上司代表のお祝いの言葉
開会のあいさつに引き続いて、司会者はお祝いを述べてくれる上司を紹介します。
歓迎会の席では、あくまでも新入社員たちの上司ということで、幹部社員に依頼するのが無難でしょう。
「それでは、まず、会食に先立ちまして、新入社員の皆さんの上司になられる方々を代表して、●● ●●●(フルネーム)部長より、お祝いのごあいさつがございます。では●●部長、どうぞよろしくお願いいたします」といった流れで、司会者に指名された上司代表があいさつに立ちます。
乾杯
上司のあいさつに続いて司会者は
「さぁ、それでは元気よく祝杯をあげましょう。この乾杯をもって、新入社員の皆さんと、私たちが本当の仲間となるわけです」などと述べると流れもスムーズです。
「乾杯の音頭は、■■ ■■■(フルネーム)営業部長にお願いいたします。皆さん、どうぞお立ちになって、グラスをご用意ください」と乾杯の音頭取りを指名しましょう。ここではやはり部長クラスの上司が適任です。
なお、未成年の新入社員たちがいる場合には、アルコールに代えてジュースなどを用意する配慮も必要です。
会食
乾杯が終わったら、司会者が一同に酒食を勧めます。
新入社員の自己紹介
宴席が和んできたところで、新入社員たちにそれぞれ自己紹介をしてもらいましょう。
司会者は「お食事の途中ですが、そろそろここで新入社員の皆さんに自己紹介をしていただきましょう」と断ってから、あらためて
「それではまず、そちらのテーブルの方から立ち上がって、自己紹介と抱負をひと言、をお願いいたしましょう。なお、自己紹介の際には氏名、出身地、出身校などをお忘れなく。それではよろしくお願いします」と促します。
新入社員の皆さんは緊張して上手に話せないことも多いですが、自己紹介の後には、それを称え励ましてあげるようなひと言も大切です。幹事さんは新入社員のプロフィールを事前に司会者に共有することで「■■さんは大学時代、ラグビー部で全国大会に出場したそうです。○○課長を筆頭に熱い人が多い□□部ですから、皆さんとがっちりスクラムを組んでがんばってくださいね」といったオンリーワンの温かいフォローも可能になります。
先輩社員代表の歓迎の言葉
先輩社員からの歓迎の言葉は新入社員の歓迎パーティーでは不可欠であり、実際に新入社員の励みになるものです。先輩社員といっても課長、係長といった役付きの人などより、例えば1~3年先の自分のキャリアパスが思い描けるような、身近な存在の有能な若手社員を選びましょう。
記念撮影
宴もたけなわになりましたら、全員そろって記念撮影を行います。
幹事さんはカメラマンをサポートして、みんなの位置などを指示しましょう。
閉会のあいさつ
いよいよ新入社員歓迎会もお開きです。
司会者は「さて、たいへん名残り惜しくはありますが、そろそろお開きの時間がまいりました。それではこれにて、平成●●年度の新入社員歓迎会を終了いたします。皆さま、本当にありがとうございました。新入社員の皆さん、どうか明日より我が社の発展にご尽力くださるよう、お願いいたします」などと、閉会宣言をしましょう。
幹事さんは新入社員を仲間として歓迎する気持ちを込めて、新入社員歓迎会を企画運営したいものです。始め良ければ終わり良し。記念すべき社会人としての第一歩になるイベントですから、これから働くためのモチベーションはもちろん、何年先になっても励みになるような温かい新入社員歓迎会になれば、幹事さん冥利に尽きるでしょう。