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忘年会や新年会など社内行事に大忙しな幹事さん。今回は幹事さんの社会人としてのお箸のマナーが問われる「嫌い箸」についてご紹介します
忘年会や新年会、懇取引先との懇親会など、年中行事の準備に忙しいはずの幹事さん。
事前の準備も大切ですが当日の対応も大きな仕事のひとつ。
なかでも意外と見過ごしがちなのがお箸のマナー。
ゲストのためにお皿の料理を取り分けたり食べ物を整理したり、と幹事さんがお箸を使うシーンが実はけっこうあるのです。
幹事さんはある意味、会社や現場の代表です。
経営陣や会社の後輩、ゲストのクライアントや取引業者もいるなかでもし、お箸の使い方が不自由だったら、幹事さん自身はもちろん、会社全体の評判にまで影響することも・・・
そんなときに幹事さんが事前にしっかり押さえておきたいのが「嫌い箸」。
昔から地域の人々が調和をして助け合う日本では会食の場で昔から忌み嫌う箸使いを「嫌い箸」と呼び、「やってはいけない無作法な箸使い」とされてきました。
そんなお箸のマナー「嫌い箸」は公式にではありませんが、日本全国、津々浦々の宴席の場で現在も受け継がれています。
今回は現在の幹事さんも押さえておきたいお箸のマナー「嫌い箸」について代表的な10のケースをご紹介します。
◎ねぶり箸:お箸についた食べ物を舐める行為のことで、社会人としては幼稚過ぎる印象です。「お箸は食べ物を挟んで口元へと運ぶ道具」という役割を明確にしましょう。
◎寄せ箸:お箸で皿を近くに引き寄せる行為で、周囲にものぐさな印象を与えます。お箸はあくまでも料理自体を挟むものなので、器は手で移動させましょう。
◎刺し箸:料理にお箸を突き刺して食べるのが刺し箸。せっかく対(つい)のお箸をまるで串のように扱うのは不作法です。挟むのが本当に難しい場合はお箸の片方だけを刺してから挟み、口元へ運びましょう。
◎渡し箸(移り箸): 食器の上に箸(はし)を渡して置く行為。これは作法上「もう食事は終了。ご馳走さまでした」という意味になるため、食事中であれば失礼にあたります。
◎探り箸(こじ箸):汁物などの器をかきまぜて中身を探ることを「探り箸」といいます。自分が食べたい物だけを器の中から探り出すのは自分勝手な行為として周囲を不快にさせるのでNGです。
◎迷い箸(なまじ箸、惑い箸):どの料理を食べようかと迷ってお皿の上でお箸をウロウロさせる行為。他のゲストの邪魔にもなりますし、優柔不断な印象が周囲に不信感を与えます。
◎箸渡し(移し箸):お箸からお箸へと食べ物を受け渡す行為。火葬後に死者の骨を拾うときにも同じ行為をするため、縁起の悪い所作とされています。
◎立て箸(仏箸):お箸をご飯に突き立てる行為。ご飯に箸を突き立てて死者の枕元に供える仏教式の「枕ご飯」をイメージさせるため、仏事を連想させる行為として避けられています。
◎押し込み箸:食べ物を口の中へ、お箸で押し込む行為。「口からこぼれないように…」という気持ちはわかりますが、そもそもそんなに食べ物を口の中に入れるのはいかがなものか? 適量を意識して、大きいサイズの食べ物は小さくカットしてから口元に運びましょう。
◎差し箸:食事中に人や料理を箸で差す人がいます。そもそも指で差されても不快なわけですから当然、お箸で差す行為はNG行為です。
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