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会社の忘年会に結婚式二次会などの幹事さん役を仰せつかると、予算やプログラム、 出し物に気を取られがちでつい後回しになってしまうのが、幹事さん自体の服装。 ここでは基本的な幹事さんの身だしなみ術についてご紹介します。
会社の新年会や忘年会、記念式典から結婚式二次会まで、幹事さんの存在はあくまでも裏方です。 舞台でいうと黒子であり、絵画では白いキャンバスといえるでしょう。 幹事さんは主催者側として主役、主賓、来賓を引き立てる存在であることが大切。 さらに会社やイベントの象徴としての役割もあるので基本的な清潔感や服装のマナーも求められます。 プログラムの作成や招待状の送付、お金の管理など、ふだんの仕事をしながらの準備は大変ですが本番当日、 幹事さん本人が寝不足だったり不潔だったりするのはもちろんNG。 みんなが気持ちよく、安心して参加できるイベントの黒子として相応しい、しっかりとした身だしなみを整えましょう。
新年会や忘年会、謝恩会、結婚式二次会。幹事さんに求められる男性、女性それぞれの基本的な身だしなみについて具体的にご紹介します。
≪男性の場合≫
◎ヘアスタイル…参加者に不快感を与えないように、きちんと整髪しておきましょう。額を出すヘアスタイルの方が明るい印象を与えます。
◎ヒゲ…清潔感が大切なので、剃り残しには要注意。カミソリ負けをして出血するとシャツにうつる大惨事も考えられるので、イベント当日は時間に余裕をもって剃りましょう。
◎服装…ブラックスーツ、ダークスーツを着用。シャツやスーツはしっかりとアイロンをかけるか、事前にクリーニングに出しておきましょう。シャツの色は白が基本です。
◎ネクタイ…あまり目立たない色味のものを選びましょう。盛り上げたい二次会や忘年会では宴会用の蝶ネクタイなどを使用するケースもあります。あくまでもTPOに合わせて選びましょう。
◎靴…黒の革靴が基本。きれいに磨いておきましょう。靴下の色は間違っても白は着用しないこと。黒・ネイビー・グレーなど、スーツの色に合わせるのがマナーです。
◎アクセサリー…基本的には不可。幹事さんはあくまでも裏方なので、個人的なファッションはプライベートで楽しみましょう。
≪女性の場合≫
◎ヘアスタイル…できるだけ髪の毛が顔にかからないようにセットしましょう。
◎メイク…ふだん薄化粧でもここはオフィシャルな場。参加者からノーメイクに見えないようにきちんと化粧しましょう。
◎香水…男性や年配の方には香水が苦手な方も多いもの。料理に影響を与えるような強めの香水は控えましょう。
◎服装…スーツ、ワンピース、または動きやすいパンツスーツでも可。胸元が開き過ぎたり、スカートが短か過ぎたりしないように注意が必要です。
結婚式披露宴・二次会の場合、黒は親族が着ますから、派手ではない別の色のドレスを選びましょう。
◎靴…立ちっぱなしが基本ですので、履き慣れた靴を履くのがベスト。会場や舞台裏との行き来も多いですから疲れにくい靴を選ぶことも忘れずに。
靴の隅々まで汚れのないようにしっかり磨いておきましょう。
結婚式二次会の幹事さんの服装は、新郎新婦の考え方によって服装がかなり変わってきます。 フォーマルにするのか、カジュアルにするのか。特に司会の幹事さんは事前に新郎新婦としっかり打合せしておきましょう。