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忘日頃からビール党を自負する会社員のAさん。
新宴会や忘年会、親睦会などの社内行事で、幹事さん役を引き受けた時にはいつも最初に、「とりあえず生の人!?」と聞くのが定番でしたし、同僚と会社帰りによく行く居酒屋やビアホールでも、「とりあえず生!」と、まっさきに注文するのが習慣でした。
キンキンに冷えた大きなジョッキに、それを満たす黄金色の生ビール。
のどにグビグビ流し込んで、「プハー、やっぱり生だねぇ!」と、生ビールの冷たいのど越しの気持ちよさを周囲と分かち合ったりするわけです。
もし居酒屋なら3杯目あたりからは、お酌をしてコミュニケーションを深めたいので、瓶ビールに変更。
注ぎ注がれ、のスタイルを愉しみます。
たまに家に早く帰れた日には、奥さんと一緒に缶ビールをグラスに注いでひと息つくことも。
さて、ここまで登場したビアホールでのジョッキに、居酒屋の瓶ビール。
そして、ご自宅での缶ビール。
そのすべてが実はきっと「生ビール」だということを、Aさんは知らないかもしれません。
日本で流通しているビールのほとんどが実は“生”ビールなのです。