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それぞれが使う手元箸で取り分ける行為を、不衛生と感じるゲストも多いです。
気を利かせたつもりで、手元箸を逆にして柄の部分でサーブするのも、「逆さ箸」といわれるマナー違反。
手が触れる柄の部分を使うこと自体がNGです。
お刺身をはじめ、生ものをよく食べる「和食」ですから、とりわけ衛生面のマナーは厳しいのです。
潔癖症のゲストも珍しくなく、「嫌いな上司の箸に触れた料理なんて、口にしたくない」、という方がいても不思議ではありません。
幹事さんがせっかく用意した料理ですから、口も付けてもらえないのはちょっと悲しいですよね。
料理の取り分けはできるだけ取り箸で行い、もし取り箸がなければお店のスタッフにお願いして、まっさらな箸を用意してもらいましょう。
サラダや大皿料理を小皿に移す場合は、そのミニチュアを作るイメージで盛り付けることが大切。
最初に大皿の段階でまんべんなく混ぜてから取り分けると、素材のかたよりがなくサーブできます。
均等な配膳だけを考えると、料理を小皿に「置く」だけの平面的な盛り付けになりがち。
特にパスタなどは立体感に気を付けて、高めに盛り付けると「ごちそう感」がUPします。
大皿料理のパスタは、フォークで巻いた回転数で、1巻き、2巻き・・・と計量すると、均等に取り分けられます。
クルトンや香草などの具材は、サラダやパスタを盛り付けた後、最後にトッピングすることで豪華なひと皿を演出できます。