牛のトレーサビリティ制度って?<牛のエサまでわかる品質管理>

牛のトレーサビリティ制度って?

牛のエサまでわかる品質管理

「トレーサビリティ(traceability)」とは、トレース(trace:追跡する)+アビリティ(ability:能力)を意味する造語です。

「トレーサビリティ制度」とは、「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」で、2001年(平成13年)に起きた、BSE問題をきっかけに導入されました。

世界で最も厳しいとされるこの制度により、国内で飼育されている牛の一頭一頭が、何年にどこで生まれて、いつ、どこの牛舎でどんな餌を食べて育ち、何年何月に食肉処理をされたのかまで、すべてを把握できるようになりました。

今では忘年会や新年会を盛り上げる目玉景品のブランド和牛はもちろん、スーパーで売っている和牛のラベルにも、個体識別番号(またはロット番号)が記載されています。

「トレーサビリティ制度」は生産者にとって、大変厳しい内容でしたが、もともと愛情深く黒毛和牛などを生産・飼育していた飼育農家さんたちは、持てる「匠」ともいわれる技術と情熱でその逆境を見事に乗り越えました。

今では世界中の人々を魅了してやまない、安心・安全な品質の「ブランド和牛」。

忘年会や新年会、社内表彰の幹事さんが、安心して選べる代表的な目玉景品です。

≪※引用元≫
・農林水産省「牛・牛肉のトレーサビリティ」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/trace/