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◎生魚
魚に火を通さず寿司や刺身などで「生」で食べる食習慣がある国は世界的に見てもあまり多くはなく、海洋国家の日本ならではの食文化といえます。
まして猛毒を持つ「ふぐ」を食べるのは外国人にとってかなりショッキングで、勇気がいることだとか。
◎海苔
昆布やワカメ、海苔などをよく食べる日本人ですが、世界的にみると海藻を食べるのは少数派。
海藻をよく食べる沖縄県民が長寿なのを見ると、ぜひ外国人にもお勧めしたい食文化ですね。
ちなみに海苔は黒い紙に見えるそうです。
◎魚卵
イクラ、タラコ、メンタイコ、スジコ、トビッコ…。
日本人からすると一見、和食材の豪華食材のラインアップですが、フランスのキャビア(チョウザメの卵)などの例外を除けば、世界的に見ても魚卵を食べる食習慣は少数派。
白子も含めてゲテモノ扱いされてしまう可能性があるので要注意です。
◎イカの塩辛
多くの外国人から不人気のイカがさらに匂いや味の濃い発酵食品になったイカの塩辛は2重のハードルがかかり、全般的に苦手な人が多いようです。
◎生卵
海外では卵を生で食べる習慣がほとんどなく「サルモネラ菌のリスクがあって危険」という認識が一般的。
生食は食品の衛生管理が行き届いた日本ならではの食べ方のようです。
朝ごはんの定番である卵かけご飯(TKG)や、黄卵をソースにして食べるすき焼きやつくねなどのメニューに戸惑う外国人も多いようです。
◎蕎麦・うどん・ラーメン
蕎麦やうどん、ラーメンを「ズルズルッ!」とすする食習慣は日本人にとっては当然の光景ですが、多くの訪日外国人にとってはマナー的に抵抗があり、最近では「ヌードル・ハラスメント(ヌーハラ)」という言葉すら生まれたようです。
◎梅干し
朝ごはんやおにぎりの具として定番の梅干しも、その独特の酸っぱさが外国人にとってかなりショッキングなものらしく、慣れるまで少し時間がかかるようです。
海外でもピクルスなどの酸味の利いた食材はありますが、酸っぱさのレベルが違うのかもしれません。
◎イカ・タコ
多くの諸外国ではタコはデビルフィッシュというイメージが強く、スペインやアジア以外ではあまり食べられない食材のようです。
イカやナマコも同様で、グロテスクな外見のせいか食材として見られない傾向があります。
◎ごぼう
その昔、欧米人にごぼうを食べさせると「木の根を食べさせられた」と虐待と受け止められてしまったという逸話が残るほど、食材として海外では馴染みのないごぼう。
アジアの一部地域だけが食べるレア食材のようです。
◎納豆
独特な香りを放つ発酵食品の文化は世界各地にあり、日本人にとって朝食の定番である身近な納豆はそんな発酵食品の日本代表。
食べなれていない外国人にとって高いハードルになっているようです。