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忘年会や新年会などを任された幹事さんの大きな悩みどころといえば、やっぱり料理選び。
「テーブルの上の料理が少なくなると不満が出るかも・・・」
「料理代をケチったのでは?」
という強迫観念(?)から毎回、「ちょっと余るくらい」の料理を注文する幹事さんも多いはず。
しかしこの「ちょっと余るくらい」が実は最近よく聞く社会問題「フードロス」に直結しているのをご存知ですか?
日本国内のフードロスの年間発生量は632万トン※1
これは全世界で貧困や空腹にあえぐ国や地域の人々への年間の食料援助量320万トン※2 の約2倍にも匹敵します。
それほどの膨大な量の食品ロスを出し続ける日本の食事の中でも、宴会料理の食べ残し量はなんとランチ・定食の約5倍※3 にもはね上ります。
幹事さんの「ちょっと余るくらいに・・・」という配慮が結果的には膨大な量の食品廃棄につながっているのです。
食べ物の生命を頂戴するという意味の「いただきます」
あらゆるものを尊敬して無駄なく生かす「もったいない」
そんな素敵な言葉が生まれた国としてはちょっと寂しい気がしますね。
日本はもはや戦後の貧しかった時代ではありませんし、会社の忘年会や新年会などの宴会の参加者もたぶん、育ち盛りの学生のようにおなかいっぱい食べたい人は少ないはず。
むしろダイエットへの関心の方が高いでしょう。
CSRの一環としてもエコやフードロス対策の意識を経営者や参加者と共有しつつ、「ちょっと余るくらい」よりも「食べきれる」量の料理が出る宴会をプロデュースできるのはやっぱり幹事さんだけ。
料理も会費も無駄にしないためにも宴会フードロスを改善するポイントを確認しておきましょう!
※1 農林水産省および環境省 平成25年度推計
※2 国連WFP資料 平成26年
※3 平成21年度農林水産省「食品ロス統計調査」