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ビギナー幹事さんがイベントで握手をする場合、相手は役員や来賓などの目上の方が大半のはず。幹事さんが押さえておきたい代表的な握手のNGマナーを5つ、ご紹介します。
会社行事での独断はNG行為。 「利き手に武器を持っていない」ということを示すために握手は原則として右手で行います。 諸般の事情で右手が使えない場合のみ、左手での握手が許されます。
社会的な地位の高い相手に対して、 まるで「私はあなたと握手するのにふさわしい人間です」と自己主張しているかのようで、 一般的に不遜に思われます。目上の方には求められてから握手に応じるようにしましょう。
握手はあくまでも西洋式の礼法なので直立して行うのが基本。 日本式の身をかがめるお辞儀と混在させるのは卑屈に見えるのでNGです。 外国人からみても不自然ですし、 正式なマナーを知る目上の方からも「勉強不足な幹事」と思われる可能性があります。
握手は「武器を持っていないことを示す」という歴史的な背景からも、 基本的に男性中心のマナーとえいます。 そのため男性から女性に握手を求めるのはマナー違反ですしセクハラと思われる心配もあるので、 男性は女性から求められた時にだけ握手に応じるようにしましょう。 女性と握手する時は軽く握るくらいがエチケット。 逆に女性は握手したい男性にだけ手を差しのべればOKです。
女性は他の女性に対して敬意を表すときには、握手をしないのが慣例です。 相手を見つめ、笑顔で会釈をして「〇〇です。 どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶をするのが一般的なマナーです。 女性が共感を伝えるときには相手の手をやさしく自分の手で包むようにして両手を握り、顔の表情でその心を伝えます。 ちなみにムスリムのゲストがいる場合、男女間で握手をする習慣はないので注意が必要です。
「スキンシップ」という言葉は一見、 英語のようですが実は「母親と子どもの肌のふれあいによって生まれる親密な交流」を表現した和製語です。 スキンシップの第一歩である握手を上手に活用して、参加したゲストもスタッフも満足できる親密なイベントを成功させましょう。