皆さんは「イベリコ豚」と聞いて具体的に説明できますか？
私は正直言って「何か分からないけど、ブランドの豚でしょ？」ぐらいの事しか知りませんでした。
ですが、売る側の人間がそんな知識しかないのはあまりにもアレすぎるのでちょっとお勉強してみました。

【イベリコ豚】とは？
スペインの西部地方のみに生息する、イベリア種というスペイン原産の黒豚の総称です。
イベリコ豚の歴史は古代ローマ帝国時代まで遡るとの事。歴史あるブランドのようですね。
現代では、希少な高級グルメ食材として流通しています。

スペインでイベリコ豚は「足の生えたオリーブオイル」とも呼ばれていて、どんぐりを食べる事により「オレイン酸」を多く含むようになります。
そのオレイン酸ですが、融点が低いために食べても体に脂肪が残りにくいと言われています。いくらでも食べても太らない？
実際にイベリコ豚の脂を手で触ると体温で溶け始めるというのですから驚き。
イベリコ豚の種類によってオレイン酸の含有量は異なり最高級ベジョータでは57～58％も含んでいるとか。
特にベジョータはその年に食べるどんぐりの良し悪しで最低含有量を州が決めるという徹底した管理をしており その事がブランド価値の維持に繋がっているようです。
そんなイベリコ豚ですが3段階のランクに分かれています。

①ベジョータ
どんぐりを食べて放牧されて育つ希少なイベリコ豚。
飼育期間は14か月以上に渡り、放牧期間は60日以上、どんぐりの他にも下草やハーブ、野生のアスパラやきのこも食べて育つそうです。
②セボ・デ・カンポ
こちらも放牧されて育ちますが、ベジョータと違ってどんぐりは食べません。
飼育期間14か月以上、放牧期間は60日以上とこちらもベジョータと同じ条件。草その他の自然物を食べ、穀類・豆類を主原料とした他の飼料も与えられて育ちます。
ベジョータとの違いは食べ物にあるようですね。
③セボ
どんぐりを食べず、肥育期間が短い事で比較的お求めやすい価格で提供されるイベリコ豚。
放牧もされず、基本狭い豚舎で育ちます。穀物飼料を与えられ血統は50％のものが多く、飼育期間も10ヶ月と短いです。

【商品紹介】
ご紹介する商品はそんなイベリコ豚をふんだんに使用した生ハムの食べ比べセットです。
最高級ベジョータを30ヶ月熟成させた生ハムを筆頭にセラーノ18か月熟成生ハムをチョイス。
（イベリコとは違いますが、こちらもスペイン産の生ハムです）
他にはイベリコ豚のサラミとチョリソーを詰め合わせ。

そのまま食べてもよし、お酒のおつまみにも合いそうです。
景品や贈答品にいかがでしょうか？