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『カフェテリアプラン』と呼ばれる福利厚生サービスをご存知ですか?
従業員が自分に合った福利厚生メニューを選択できるため、近年導入する企業が増えつつあります。
本記事ではそんなカフェテリアプランについて、導入するメリットやデメリット、具体的な使い道を紹介します。従業員のニーズに合った福利厚生を導入したい企業は、ぜひ参考にしてくださいね。
カフェテリアプランとは、用意された福利厚生サービスの中から、従業員が自由に選択して利用できる福利厚生制度です。
名前の由来はその名のとおり、カフェで好きな食べものやドリンクを選ぶ感覚で、従業員が好きな福利厚生メニューを選べることから『カフェテリアプラン』という名前がついています。企業側から従業員に対してポイントが付与され、従業員はそのポイントを使って、幅広いサービスを利用できます。
具体的なメニューは住宅・財産形成・医療・介護・育児・レジャー・自己啓発などさまざまです。
福利厚生サービスには、『パッケージプラン』と呼ばれるサービスがあります。
カフェテリアプランは自分の好きな「メニュー」を選べるのに対して、パッケージプランは決められたプランを選ぶ福利厚生です。具体的には、ビュッフェのように好きな料理を選べるのが『カフェテリアプラン』、料理内容は既に決まっていて好きなコースを選べるのが『パッケージプラン』といったイメージです。
パッケージプランは、カフェテリアプランと比べると低コストで導入できて、準備に時間がかからないのがメリットです。一方で、既にメニューが決まっているため、従業員の幅広いニーズに答えにくいデメリットもあります。
カフェテリアプランを導入するメリットは以下の4つです。
カフェテリアプランは、福利厚生にかかるコストを管理しやすいというメリットがあります。
従業員は付与されたポイントの中で福利厚生メニューを受けられるので、福利厚生費は変動することがなく、想定していた予算をオーバーするリスクも防げます。また、メニューごとに利用頻度を確認して、従業員が利用していないメニューは削除できるため、無駄なコストを省けるのも魅力です。
従来の福利厚生制度は、会社が用意したものを従業員全員で利用するというものでした。しかしカフェテリアプランは、用意されたメニューの中から、従業員が自由に選択可能です。
従業員の多様なニーズに対応できるのはもちろん、本人が必要なメニューを選べるため、満足度向上につながりやすいのも魅力といえるでしょう。
福利厚生は企業の魅力になります。
自分の好きな福利厚生メニューを自由に選べることは、社内の従業員はもちろん、求職者など外部にも良い印象を与えられるでしょう。
福利厚生が充実し、自社の魅力を高められれば、離職率を下げることや優秀な人材を確保することにもつながります。
カフェテリアプランを自社内で運営した場合、業務負荷とコストがかかってしまいます。特に中小企業など、人手不足やコストがかけられない企業は、自社運営は現実的に難しいケースが多いでしょう。
そこでカフェテリアプランのアウトソーシング(外部委託)を利用することで、手間やコストを大幅に削減できます。自社のニーズに合った福利厚生メニューを導入できて、導入・管理・運営を一括して任せられるので、中小企業でも導入しやすいのがポイントです。
魅力的な要素が多いカフェテリアプランですが、デメリットや注意点もあります。
前述したように、自社でカフェテリアプランを運用した場合、手間がかかります。仮に上手く導入できたとしても、管理するためには人手と費用が必要です。また、その時々で従業員の要望も変わってくるため、ニーズに柔軟に対応していく必要もあるでしょう。
そのような手間とコストが負担になる企業は、アウトソーシングを利用するのがおすすめです。
カフェテリアプランを導入する際の注意点として、メニューによって税金がかかるものとかからないものがあることを理解する必要があります。
国税庁は以下のような見解を示しています。
・カフェテリアポイントは、メニューの内容によって課税・非課税を判断する
・職務上の役職や報酬によって付与されるポイントが異なる場合は、一律で課税対象になる
・ポイントを現金に換えるメニューは、課税対象になる
課税・非課税の区別はケースバイケースになるので、国税庁や税理士の方にしっかり確認するのがよいでしょう。
参考:国税庁『カフェテリアプランによるポイントの付与を受けた場合』
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/gensen/03/36.htm
カフェテリアプランで付与されるポイントには、有効期限が存在します。
多くの企業では、一年でポイントがリセットされる『単年度清算方式』を採用しているため、場合によっては従業員の不満につながることも。一方、単年度清算方式は毎年ポイントがリセットされるため、管理がシンプルというメリットもあります。
従業員の不満につながらないように、ポイントの期限は事前に従業員へ周知するなど注意しましょう。
カフェテリアプランのメニューは企業によってさまざまです。
ここからは、カフェテリアプランで提供されやすい福利厚生メニューを紹介します。
健康診断や人間ドックをはじめ健康に関わることも、カフェテリアプランで利用できます。
・健康診断費用補助
・人間ドック費用補助
・医療費補助
・歯科治療費用補助
・予防接種補助
・スポーツ施設利用補助
・オンラインフィットネス利用補助
・メンタルヘルス利用補助
・マッサージ利用補助
出産・育児、介護施設の利用にかかる費用や、必要なものの購入・レンタル費用を補助してくれるサービスもあります。
・出産費用補助
・育児費用補助
・育児用品補助
・保育園・託児所・ベビーシッター費用補助
・介護サービス利用補助
・介護用品補助
・介護施設利用補助
資格取得のための勉強にかかる費用をメインに、学びをサポートするサービスもあります。
・資格取得補助
・IT機器購入補助
・各種スクール補助
・クラブ活動支援
・書籍・DVD・CD購入補助
レジャーに関するサービスの割引や費用補助のサービスもあります。
・レジャー施設利用補助
・宿泊費用補助
・旅行費用補助
・映画鑑賞補助
・レストラン利用補助
・旅行グッズレンタル
・ゴルフ施設利用補助
・リラクゼーション施設の利用補助
家賃や住宅ローンの補助を受けられるサービスもあります。中には、リフォームメニューなど、住み替え・建て替えをサポートするようなメニューも。
・家賃補助
・住宅ローン補助
・寮
・引っ越し費用補助
・社宅使用料補助
・リフォーム費用補助
従業員の財産形成をバックアップしてくれるサービスも、人気の高いライフサポートの一つです。
・FP相談費用補助
・FP情報関連セミナー費用補助
・持株会補助
・生命保険料補助
・損害保険料補助
出会いや結婚など人生の大きな転機をサポートするメニューもあります。
・マッチングサービス利用費用補助
・お見合いパーティー参加費用補助
・ブライダル関係費用補助
従業員がランチで気軽に利用できるメニューもあります。
・社員食堂利用補助
・昼食代・飲食代補助
・加盟店でのランチ利用補助
ここまで、カフェテリアプランのメリットや使い道について紹介しました。
カフェテリアプランが向いているのは、以下のような悩みや思いをお持ちの企業ではないでしょうか。カフェテリアプランの導入を一度検討してみましょう。
・従業員のニーズに合う福利厚生を取り入れたい
・従業員の満足度を高められる福利厚生を取り入れたい
・従業員間の不公平感を解消したい
・福利厚生費の管理を簡単にしたい
・自社の魅力になるような福利厚生を導入したい
従業員満足度を高められる福利厚生やインセンティブ制度。働きやすかったり、日々の業務の成果や頑張りを褒められたりすることは、従業員にとって自信ややる気につながります。 福利厚生は、コストや手間がかかるのがネックと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、従業員のニーズに合った施策を導入することは、結果的に離職率低下や業績アップといった自社にとって大きな強みにもなります。 そのため、自社のニーズに合う福利厚生を少しずつ導入し、整えていきましょう。 弊社『景品パーク』では、従業員のモチベーションアップにつながる景品ギフトを幅広く取り揃えております。アイテム数はなんと1,000以上!温泉・体験チケット・インテリア雑貨・高級食材など、従業員の幅広いニーズにピッタリの商品が充実しています。
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カフェテリアプランについて使い道や導入するメリット・デメリットなどをご紹介しました。
近年、従業員のライフスタイルや価値観の多様化に伴い、すべての従業員が満足する福利厚生サービスを提供するのは現実的に難しい面もあります。しかし、人材確保が難しい時代となった今、企業は従業員が魅力を感じる福利厚生を導入する必要があるでしょう。
カフェテリアプランのように、従業員が自分に合ったものを自由に選択できる福利厚生の導入は、従業員の満足度を高めるのに効果的です。
また、「従業員が求めているものは何か」を丁寧に抽出することも、福利厚生を導入する上で欠かせません。この機会に従業員のニーズを調査して、カフェテリアプランのように魅力的な福利厚生を導入してみましょう!
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