近頃では「フレッシュな新入社員に新年会の幹事を任せよう!」という企業が増えているようです。新鮮な感覚を持った若手社員を幹事さんにすることで「他の社員や取引先も気軽に参加できるように」という上司の意向があるのでしょう。そんな新年会を任された幹事さんの「乾杯」スピーチのサンプルをご紹介いたします。
乾杯の挨拶はテンポ良く!
最初に「みなさま、新年明けましておめでとうございます!」と新年の挨拶をした後、簡潔な自己紹介を行います。名前(フルネーム)、所属している部署など簡潔に紹介しつつ、上司から依頼された新年会における幹事さんとしての目的を述べましょう。
ゲストを招いている場合は出席いただいたお礼を伝えます。
目標や社是、社長の言葉などを交えて、新年の業務開始のあいさつをしましょう。
次にテンポよく乾杯の唱和をお願いします。乾杯の準備が整っているかを確認し、発声しましょう。
新年会において発声は「おめでとうございます!」です。
最後に「ありがとうございます」というお礼も忘れないように気をつけましょう。それでは、新年会の乾杯スピーチをご紹介いたします。
新年の挨拶→自己紹介→オリジナルメッセージ(今年の目標や社長の言葉、社是など)→唱和の依頼→乾杯の発声→お礼
新年会の乾杯のスピーチ例(幹事さん編)
みなさま、新年おめでとうございます。
只今乾杯の発声をご指名いただきました、今回幹事を務めさせていただいております○○課の○○○○でございます。
今年は××部長より、新年会の幹事を一任させていただくという大役を仰せつかりました。只今の乾杯の発声のご指名もその大役の一つと存じまして、謹んで務めさせていただきます。
さて、今年は我が社がご愛顧を賜っておりますご協力会社様をお招き申し上げました。
新年の心新たな思いで、われわれ社員はご協力会社様に日頃のご愛顧をお礼申し上げますとともに、いっそうの社業邁進を誓って、新年の乾杯をいたしたく存じます。
それではみなさま、グラスをお持ちください。
準備はよろしいでしょうか?ではご唱和願います。
「新年あけましておめでとうございます、乾杯!ありがとうございました!」
新年会で特に気をつけるべき点は「忌み言葉」です。経営陣や大切な取引先で年配の方も多く出席する上に、なにより新年の第一歩というおめでたい席でもあります。
新年会終了のアナウンスも「終わり」と言わず「お開き」と表現するのはそうした配慮の一例です。