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数ある会社の年中行事の中でも1年で最も早く行われるのが年頭式。そんな年頭式の司会進行を任された幹事さんに役立つ、式全体の流れと具体的なトーク例をご紹介します。
世界トッププラスの平均寿命を誇るご長寿大国・日本。
世界最古の企業である西暦578年創業の金剛組をはじめ実は世界一、ご長寿企業が多い国といわれています。
ご長寿企業が多い理由として挙げられるのが「和」を大切にする日本人ならではの国民性。
集団での連帯感や調和をとても大切にするのでみんなで価値観を共有して意識を高め合う場である会社の年中行事にはそれぞれ、大きな意味や役割があります。
そんな年中行事の中でも一年で最も早く行われるのが年頭式。
比較的、歴史のある会社で開催されることが多いようです。
伝統を重んじる企業では新年の仕事始めの幕開けのセレモニーとして気持ちを新たに全社的な士気を高める役割を果たす「年頭式」はとても重要です。
司会進行を任された幹事さんは極力アドリブを避け、例年通りに進行するのが無難でしょう。
一般的な年頭式の流れは以下の通りです。
【年頭式の流れ】
(1)、開会の辞
(2)、社長のあいさつ
(3)、役員のあいさつ
(4)、所信表明
(5)、優秀社員の表彰式
(6)、閉会の辞
それでは年頭式の司会進行の一般的なトーク例をご紹介します。
(1)、開会の辞
「それでは皆さん、
恐れ入りますがご起立願います。
皆さま、新年、明けましておめでとうございます。
ただいまより平成2◯年度の年頭式を執り行います。
司会進行は私、総務部の〇〇が務めさせて頂きます。」
POINT:社員のモチベーションが高まるように厳粛な空気の中、ハキハキとした口調で開会を宣言します。
(2)、社長あいさつ
「それでは初めに
〇〇社長より年頭のごあいさつを頂きたいと思います。
〇〇社長、お願いいたします。」
(社長のあいさつ)
「ありがとうございました。」
POINT:ここで着席を促すケースが多いのですが、それは司会者ではなく、あくまでも社長です。
(3)、役員のあいさつ
「続きまして、役員の方々からひと言ずつ
ごあいさつをお願いいたします。
〇〇専務、よろしくお願いいたします。」
(役員を順次、紹介しつつ依頼する)
「ありがとうございました。」
(4)、所信表明
「次に各部課長、新入社員代表から
年頭にあたっての所信照明をして頂きます。
最初に〇〇部長からお願いいたします。」
(部課長、新入社員を順次、紹介しつつ依頼する)
「ありがとうございました。」
POINT:所信表明の順序会社の役職の序列に従いましょう。
(5)、優秀社員の表彰式
「それではここで昨年1年間、我が社の発展のために努力し、
素晴らしい功績を残された社員の方々の表彰を行います。
表彰状と記念品は、〇〇社長から贈られます。
それでは表彰者の発表を〇〇人事部長、お願いいたします。」
POINT:表彰は受賞者の栄誉や社員の憧れに相応しい、格調高い演出を心掛けましょう。
(6)、閉会の辞
「以上をもちまして、
平成2◯年度の年頭式を終了いたします。
皆さん、ありがとうございました。」
POINT:ここで万歳三唱を行う会社もあります。
年頭式後に新年会を開く場合は、時間や会場を伝えましょう。
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