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宮崎牛の特長
南北に長く、太陽の恩恵をいっぱい浴びたマンゴーや野菜から豊富な魚介類まで、まさに食材の宝庫といわれる宮崎県。
実はブランド和牛の中でも日本が世界に誇る黒毛和牛「宮崎牛」の名産地でもあります。
5年に一度行われる和牛日本一を決める全国和牛能力共進会では、3大会連続で内閣総理大臣賞を受賞。
お肉全体に細かく入った美しい霜降り(サシ)がほどよく締まった赤身との絶妙なバランスを奏でて、上品な肉の旨みと脂の甘みが口いっぱいにジュワーッと広がる味わいが宮崎牛の特長です。
県外の有名ブランド牛の子牛としても育てられている宮崎生まれの子牛は、良質な肉質を持つ系統の遺伝子を持っており、肉質には定評があります。
とくに黒毛和牛の素牛生産は全国的にも有名で、全国各地の黒毛和牛種の多くは、宮崎県産の子牛を肥育することで生産されています。
宮崎牛の定義について「より良き宮崎牛づくり対策協議会」ではこれまで「宮崎生まれ・宮崎育ちの黒毛和種で、肉質等級が4等級以上のもの」としていましたが2017年4月より「県内種雄牛、もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖にもつもの」という難しい新条件を追加。
宮崎牛ブランドはこれからも和食文化の昇華に貢献し続けるでしょう。
宮崎牛の歴史
「宮崎牛」の歴史は長く、4半世紀以上の歴史があります。
もともと宮崎牛がブランド化される以前から、他県でブランド和牛として肥育される素牛(子牛)の生産が盛んだった宮崎県。
これら良質な素牛を地元・宮崎の大自然の中でおおらかに肥育し、ブランド化したのが「宮崎牛」なのです。
「より良き宮崎牛づくり対策協議会」から正式な「宮崎牛」として認められるにはまず「宮崎県内産の黒毛和種であること」が絶対条件。
さらにこの中でも(公社)日本食肉格付協会の格付けで「肉質等級4級以上のもの」が晴れて「宮崎牛」と認められます。
肉質等級とは霜降り(サシ)の具合、肉の締まりとキメ、肉の色沢、脂肪の色沢の4項目を5段階評価する食肉の流通規格であり、肉質等級4級以上とは、その4項目すべてにおいて4以上の評価が付かなければクリアできない狭き門です。
さらに血統条件も厳しくなりました。
これらの条件をすべて満たした宮崎牛はまさに、日本を代表する選りすぐりのブランド和牛といえるでしょう。
宮崎牛の豆知識
「より良き宮崎牛づくり対策協議会」では宮崎牛のピーアール活動の一環として、昭和61年11月の大相撲福岡九州場所から、優勝力士に対して宮崎牛の贈呈を行っています。
また、温暖な気候から大会開催地やキャンプ地として、スポーツ界に縁のある土地柄からプロ野球、Jリーグ、ゴルフトーナメントなどへの宮崎牛の贈呈も活発に行われています。
参考サイト:
・より良き宮崎牛づくり対策協議会)
http://www.miyazakigyu.jp/
・みやざきブランド推進本部)
http://www.miyazakibrand.jp/brand-list/01-beef/
・みやちく農村協働工房)
http://www.miyachiku.com/blog/
・テゲツー「特別なタイミングで贈られる宮崎牛1頭分は約600人が至福を味わえるくらい素敵-宮崎/まとめ」
http://visit.miyazaki.jp/?p=16376