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忘年会や新年会を盛り上げるアイテムとなる景品。記録を元に日本の景品の歴史についてわかりやすく振り返ります。
日本の景品の歴史をさかのぼると、徳川幕府が安定して商業が発達した江戸時代中盤から記録が残されています。
景品というのは、いわゆる「おまけ」の意味があり、ノベルティー(景品)の力で商品やサービスを宣伝するアイテムを意味します。
元禄時代(1688-1704年)以降、現在の三井グループのはじまりにもなった駿河町「越後屋」がはじめた貸し傘サービスが現在の景品に対する考え方の原型に最も近いアイデアといえるでしょう。
三越百貨店の前身である呉服店「越後屋」ではにわか雨が振った時に店章入りの傘を多くの客に貸し出しをはじめました。
モノを売るわけでも傘を売るわけでもない、顧客向けの無料のサービスです。当時としてはセンセーショナルで、
「江戸中を 越後屋にして 虹が吹き」
「越後屋の前迄傘へ入れてやり」
といった川柳が残されています。
雨傘にしっかりと「紋章」が入っていたことからにわか雨が降るたびに江戸中で越後屋の大変な宣伝になったそうです。
参考:「三井百科」
http://www.mitsuipr.com/special/100ka/24/index.html
以後、越後屋をまねて雨傘を用意して宣伝に努める呉服屋が付近に続出したそうです。
太平の世の中で都市町人が主役となり花開いた元禄文化の時代、商人同士の自由競争の中で「景品」という手法も徐々に活用されるようになりました。
いちばん最初に「景品」として一般的になったのは、「手拭い(てぬぐい)」のようです。
※「四日市で中国屋といふのハ、江戸中の神社仏閣へ手拭いを上ケやした」(面美多通美・寛政カ)
(中略)
手拭いといえば、次は風呂敷あたりになろう。足拭きの湯風呂式と区別し、平包みともよぶ。配りものの恒例は、かかりつけ医師が歳末に贈るお正月用の屠蘇散だった。
タオル類などは現代の景品のラインアップでも一般的なので江戸時代から現代まで続く、日本の伝統的な景品といえるでしょう。
此仙女香は常に用いていろを白くし、きめをこまかにす。〇はたけそばかすニ吉。できものヽ跡を早く治す。其他効能多し。くはしくは包紙に記す。右之薬十包以上御求被成候御方えは、江戸三芝居役者認候自筆之扇一本是上仕候。趣は三芝居座頭御弘メ御被露申上候義ニ御座候。『江戸買物独案内』文政7
※参考図書
「江戸コマーシャル文芸史」井上隆明著(株式会社高文堂出版社、1986年)
化粧品のノベルティにとして付けた役者の自筆サイン入り扇子。
現代の景品としても人気が出そうなアイデアです。
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